メトロポリティカ・ラプソディア

俺は今、人生最大のピンチを迎えていた――
三機の警備用機械に執拗に追い回され、撒いたと思えば戦闘用機械が一緒に来なきゃ辺り一帯破壊するとか言い出すし、終いにゃ女性型警護用機械まで立ち塞がってきやがる始末。
善良な一般市民として慎ましやかに生きてきたこの俺が、一体何をしたってんだ!?心当たりなんてないぞ!……多分!
――機械化が急速に進む大都市群(メトロポリス)の一角で繰り広げられる大逃走劇。果たして“俺”の行く末は?
痛快ロボットアクションコメディ小説。

金髪青年と純朴少女

訓練に向かう途中の道で、僕はその少女に出会った。田舎から出て来たばかりというその少女は、一目で異国の血を引くと判る僕をまるで怖れること無く懐いてくる。そんな少女に僕は戸惑いながらも微笑ましく思い、彼女の連れを探すべく彼女の手を引いて歩き出した。それが僕の人生の大きな転機になるなど、欠片も思いもせずに。
――時は大正。とある金髪の青年と純朴な少女との、温かな心の触れ合いのお話。
 
※イラスト:sho-ko様

或る詐欺師の嘲笑

或る時代、或る場所の、預言者を謳う或る詐欺師達の一幕。
短編小説。

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